久保野孝太郎は考えた。「速い潮はもちろんだけど、緩い潮で今までの道糸よりも軽い仕掛けを簡単に操るにはどういった道糸を作ればいいのかな?」。
軽い仕掛けでの釣りを得意とする久保野は常に“釣りが楽になるように”“多くの釣り人が扱いやすいように”という課題をクリアするべく試行錯誤の末に辿り着いた答え。それが『マスラード II 』だ。
【P-Ionだから実現できた理想の組み合わせ 】 前作のダイナードにも採用された加工法があった。正反対の性質をもつコーティングを同じ糸の表面に乗せる方法だ。
商品化には辿り着いたものの、従来の加工法ではムラ等が発生し理想のラインに近づけるのは様々な制約、問題があった。しかし、釣り糸の概念を変える革新的な技術“P-Ion”によってその難題をクリアすることに成功した。
このマスラード II の一番の特長は撥水部と親水部が1本の道糸に交互に存在しているという部分だ。
高い撥水部分は水キレがよくラインの操作性を向上させてくれます。逆に、親水部分は抜群の潮なじみにより強風時にも仕掛けを安定させることができる。
【HMWナイロンの強さと粘り】 一般の方にはあまりピンとこないかもしれないが、絶対的高強力のナイロンといえばHMW。過去にはちぬ競技、GOLDISH、そして旧製品のマスラードでも使用されている信頼できる素材である。その絶対的な強力を持つHMWナイロンをさらに改良し新たに完成した原糸を使用して完成したものがマスラード II である。
引張り強度や結節が向上し、今まで以上に釣り人にアドバンテージがあるやりとりが可能となった。起伏の激しい場所や足元にシモリが点在するポイントなどでも恐れず引っ張り合いを制して欲しい。
さらに、手前まで寄せた魚が釣り人などを見たときなど反射的に急に潜るという経験は誰しもがあるだろう。その際に、対応が遅れたことで「ブチンッ」とラインブレイクに繋がり悔しい思いをしてしまった・・・このような急な魚の突っ込みにも対応できる“粘り強さ”を兼ね備えているのもマスラード II の特長のひとつである。
【昼でも夜でも高い視認性】 マスラード II に採用したラインカラーは太陽光によって輝きを発するピンクカラーを採用。晴天時はもとより、集中力が欠ける曇りや雨天時にでもその軌道をしっかりと把握できるカラーとなっている。
さらにマスラード II はNSVライトに対応しているのでマヅメ時や夜釣りでもラインの位置を把握することができる為、釣果アップはもちろん、糸を巻きすぎての竿の破損なども防ぐことができる。